今回は小田原駅に近く、新幹線の車窓からも天守閣が目に入る小田原城の春の様子をご紹介します。
小田原城址公園の桜シーズンには、公園の東から南沿いにあるお堀沿いや公園内に桜が咲いて、至るところでピクニックを楽しむ姿が見られます。
現在の公園はかつての三の丸の更に内側範囲に限られているのですが、実際に訪れてみるととても広い敷地に感じます。
特徴
公園内には撮影スポットが沢山ありますが、3つをとりあげてみます。
- お堀沿いの桜並木
- 天守閣を桜越しに撮影できる広場
- 天守閣南西に穴場スポットがある
お堀沿いの桜並木
公園の中心にある天守閣とその前に広がる本丸広場へ向かうには3つのルートがあります。
このうち、人が大勢が集まるのは桜並木があってお堀越しにお城を収められる公園の東側です。
その並木横の歩道から撮影した写真がこちらです。
眺めのよいこの東側からお堀や二の丸隅櫓と桜の風景を楽みながら公園内を天守閣に進むと、常盤木門をくぐって本丸公園へ入ることができます。
天守閣を桜越しに撮影できる広場
その常盤木門のすぐ脇にある大きな桜は、桜の枝や花が低い位置までさがっていて、東方向からその花越しに天守閣を写せるポイントです。
時間帯によっては撮影待ちになることもあり、訪問した日も大勢の方が周囲で写真を撮られていました。
次に掲載するのは日の傾いた逆光の中で常盤木門前から撮影した写真です。
天守閣南西の穴場スポット
次にご紹介するのは、こども遊園地から天守閣の南西にある階段を経由して入るルートでの近く。遊園地脇にちょっとした広場です。
桜の木々の間から北東方向にある天守閣を見上げる位置にあるこの場所はほとんど人がおらず、ゆっくりと写真を撮ることができました。
上の写真とほぼ同じ時間帯に太陽を背に受けて撮影したのが下記の写真です。
なお、天守閣に向かうルートにはもう1つあります。こちらは小田原駅のある北方向から入る方法ですが、ずっと桜の下を通って進み、気がついたら天守閣に到着してしまうので、写真の掲載はありません。
アクセス
所在地
神奈川県小田原市城内
公共交通期間
箱根の玄関口になる小田原にはJRや私鉄が乗り入れており、小田原駅からも近いお城へは公共交通機関を使っての移動がとても便利です。
小田原へは次の3つの路線があります。
- 小田急電鉄・小田原線
- JR東日本・東海道本線
- JR東海・東海道新幹線
小田急電鉄
新宿方面から向かう場合に便利な鉄道が小田急電鉄の小田原線です。
普通車と同じ料金で利用できる急行列車と、有料のロマンスカー(特急)があります。
急行は1時間に3本程度、特急も2本程度の連絡があり便利です。
- 新宿から、急行でおよそ1時間30分(料金:900円):小田原駅下車
- 新宿から、ロマンスカーでおよそ1時間10分(乗車券:900円、特急券:910円):小田原駅下車
JR東日本
東京・羽田方面から向かう場合で時間に余裕のある方は、JR東日本の東海道本線を利用すると良いでしょう。
各駅停車の東海道本線ですが、1時間に4~6本と連絡もよくとても便利な路線です。
- 東京から、およそ1時間30分(料金:1,520円):東海道本線・小田原駅下車
JR東海
名古屋・静岡方面から向かう場合、東京・羽田方面か短時間で移動したい方は、小田原駅までJR東海・東海道新幹線を利用すると便利です。
但し、小田原駅に停車の新幹線は1時間に3本程度で基本は各駅停車のこだま号。ひかり号も停車しますが2時間に1本程度になるので、ご利用の際には時刻表の事前チェックが必要です。
- 東京から、こだま号でおよそ33分(乗車券:1,520円、特急券:2,290円):東海道新幹線・小田原駅下車
自動車
東京方面からは、東名高速道路・小田原厚木道路等を経るルート、静岡方面からは、東名高速道路・国道1号線を経てるルートで到着します。
駐車場
小田原城周辺にはいくつか駐車場があります。詳しくは、こちら(Google Map)にリンクを掲載するのでご覧ください。
豆知識
室町時代に築かれ始め、最盛期には周囲9キロ程の総構を巡らせた日本最大の中世城郭であったと言われる小田原城ですが、江戸時代に縮小、その後明治時代に廃城・解体されたうえ、大正時代の関東大震災で残されていた石垣までが崩れてしまいました。昭和から平成にかけて復元された天守閣や常盤木門などで小田原城の紹介や武具・美術品の展示が行われています。
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