NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で神奈川県の鎌倉市が改めて注目される年になりました。そこで最初の投稿には鎌倉市の中心的な存在である、鶴岡八幡宮をご紹介します。
鶴岡八幡宮は季節に応じて見どころも変わり、いつ何度訪れてもワクワクする場所の一つですが、今回はその中でも正月から春にかけての情報に絞っています。
年間をとおして例祭その他執り行われる行事も多いので、鎌倉へ旅行される際には是非、鶴岡八幡宮公式サイトで事前にチェックすることをお勧めします。
正月から春の特徴
鶴岡八幡宮のこの季節の特徴を2つ選んでみました。
- 春の桜と牡丹
- 冬の牡丹
春の桜と牡丹
春といえばやっぱり桜。3月下旬から4月上旬に、源氏池の南側の歩道に沿って咲く桜が池に垂れる姿は格別なもの。
特に4月~5月上旬頃に見頃を向かえる春の牡丹が、桜の下で咲くコラボは撮影にうってつけです。
また、鶴岡八幡宮から南の由比ヶ浜へと延びる参道若宮大路には、両脇に桜が植えられています。以前は大正時代に植えられた見ごたえある桜が参道を包み込むようになっていましたが、現在は、平成の整備で植え替えが行われ、綺麗に整列した桜を楽しむことができるようになっています。
桜の時期が過ぎた参道は、4月下旬から5月上旬にかけて桜とともに植えられたツツジに彩られます。
冬の牡丹
冬は牡丹。源氏池の南側沿いにある神苑ぼたんの庭園では毎年、元旦~2月上旬頃に見頃を迎えます。
冬は雪や霜への対策で牡丹に藁の傘がかけられるので、もし鎌倉には珍しい降雪の際には風情ある写真撮影が期待できます。
なお、この牡丹園は時間帯により日陰になる場所も多く、雪が積もると解けるのには少し時間がかかると思われます。
公式サイト
鶴ケ岡八幡宮公式サイトはこちらです。
アクセス
鎌倉市は道路が狭く駐車場も少ないうえ、自家用車の流入量が多いのでいつも渋滞しています。移動にも時間がかかってしまう自家用車はできるだけ避けて、公共交通機関を利用されることをお勧めします。
所在地
神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1−31
公共交通機関
鎌倉への交通手段は次にあげる2つです。
- JR東日本
- 江ノ島電鉄
市内の移動に便利でお得なフリーパス「鎌倉フリー循環手形」(鎌倉市Webサイト)を使えば、大人900円・子供450円で終日江ノ島電鉄と路線バスが使いたい放題の有り難い設定です。詳しくは上のリンクをご覧ください。
JR東日本
鎌倉への交通手段の1つJR東日本を利用する場合、3つの路線が利用できます。
- 東海道本線を利用する
- 京浜東北線を利用する
- 横須賀線を利用する
東海道本線・京浜東北線を利用する場合、JR大船駅で横須賀線に乗り換えます。
横須賀線でJR大船駅を出た後は、円覚寺や明月院のある北鎌倉駅を経由して鎌倉駅まで2駅です。
鎌倉駅で下車して鶴岡八幡宮までは徒歩で小町通りを経由しますが、いい匂いに誘われなければ10分程で到着します。
- 東京駅から、およそ1時間10分(2022年1月現在の料金:940円): 横須賀線・鎌倉駅下車
- 横浜駅から、およそ40分(2022年1月現在の料金:350円):横須賀線・鎌倉駅下車
※新幹線停車の新横浜駅から横浜駅までは20分程かかります。
- 小田原駅から、およそ1時間15分(2022年1月現在の料金:990円):東海道線(大船駅乗換)経由、横須賀線・鎌倉駅下車
江ノ島電鉄
江の島方面から移動する場合に利用するのが江ノ島電鉄です。
JR鎌倉駅と構内で改札が続いていますが、表に出る改札は鶴岡八幡宮と線路を挟んだ反対側になります。
鶴岡八幡宮へは、改札を出てすぐ右へ進み線路をくぐってください。
豆知識
全国に44,000社あるとも言われる八幡神社。その総本社の大分県宇佐市の宇佐神社には第15代天皇などの神様がまつられ、皇室からの信仰が篤かったと言われています。
第56代清和天皇から別れた氏族の清和源氏である源頼義が、1063年に現在の材木座辺りに八幡宮勧請を行い、その後鎌倉幕府を開いた源頼朝により現在の地に移されました。
ちなみに、源頼朝が鎌倉に入ったのは1180年10月。現在の鶴岡八幡宮の東にあった大倉御所を邸宅としました。そこから鎌倉幕府が滅亡する1333年までのおよそ150年の間に鎌倉は大きく栄え、今も多くの歴史的遺産が残されています。
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